全日本柔術連盟は、この度、一般社団法人になりました。
全日本柔術連盟(JJFJ)は、設立以来、柔術の普及・発展と会員および各アカデミーの皆様へのサポートに貢献するために様々な活動を行ってきましたが、今後、こうした活動をさらに積極的に進めるために、平成20年12月1日をもちまして、一般社団法人として法人格を取得しましたので、ここにご報告いたします。
一般社団法人とは?
一般社団法人とは、営利を目的としない組織として、「一般社団法人及び一般財団法人に関する法律」に基づき設立される団体のことを指します。公的な非営利組織として活動するための組織であるため、法務局への登記や財務内容の開示(官報への公告など)が必須となるほか、役員の選任やその他の運営方法などについても、法律の規定に従って公正に行う義務を負います。
一般社団法人になったことで得られるメリットは?
一般社団法人となることで、全日本柔術連盟(JJFJ)は、以下のようなメリットを得ることが出来るようになりました。
(1)公平な運営を保証することができる。
一般社団法人は、任意の団体とは異なり、法律の規定に従って、公正に運営されることが求められます。たとえば、役員の選任方法や任期、年一回以上の総会の開催などは、法律で定めるとおりに行う必要が生じます。これによって、組織の運営が透明になり、公平性が保証されるものになります。
(2)団体名義で契約などを結ぶことができる。
一般社団法人は、法律上、さまざまな権利や義務の主体となることが認められます。これは、すなわち、団体名義で必要な契約を結んだり、団体の目的に沿った財産を持つことなどが可能になるということです。任意の団体の場合、スポンサー契約を結んだり、金銭や物品などの財産を所有したり、銀行口座を開設したりするなどのことは、特定の個人の名義で行われることになってしまいますが、一般社団法人では、こうしたことを避けることができます。
(3)社会的な信用を向上させることできる。
一般社団法人は、上記のような内容を含め、法律で決められた規定に従って活動がなされるため、公的な組織としての基盤が安定し、社会的な信用を向上することができます。このことは、今後、柔術の普及・発展や会員および各アカデミーの皆様へのサポートをさらに進める上で、優位な材料として働きます。
なお、一般社団法人は、非営利的な活動を目的とする組織であるため、利益が生じた場合でも構成員への分配は行われず、事業への再投資などへ運用されることになります。
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