ハファエウ・メンデス選手、ギリエルメ・メンデス選手、この二人の新世代柔術家が試合で披露している50−50ガードが柔術界で議論を巻き起こしてる。
以下はATAMEのウェブサイトに掲載された、世界選手権で優勝経験のある二人の柔術家の50−50ガードに関するコメントである。
ホドリゴ・メデイロス選手(2001年、ムンジアル柔術王者)
「彼ら(メンデス兄弟)の新しい技術を生み出そうとする姿勢は評価に値するだろう。50−50ガードをパスできない選手は、「50−50ガードは膠着を招くので、反則にするべきだ。」と主張するが、新しく生み出される技術はいつもそのような議論の対象となるものだ。」
「例えば10年前のスパイダーガードが出現した時が同様の例となろう。スパイダーガードをどの様にパスすれば良いかわからない選手が多かったため、ほとんどの選手は「スパイダーガードは膠着を招く。」と批判的だった。しかし、今日ではスパイダーガードは攻撃的な体制という認識が浸透し、多くの選手がスパイダーガードを使うようになった。まず取り組むべきことは、50−50ガードをどの様にパスするかを考えることだ。そうすれば、他の新しい技術が生み出されてくると思う。」
ファビオ・グージェオ先生(2009年ムンジアル団体総合優勝チーム、アリアンシのリーダー)
「50−50ガードは相対的なガードといえる。ポイントで勝っている試合では相手にパスさせない様に、ガードポジションを維持するためには有効なガードだ。しかし、ポイントで負けているような試合では不利になる。」
他の指導者の意見は後日掲載予定。 |